米海軍艦船アシュランドの岩国基地入港に反対を表明し抗議を求める要請文

岩国市長

福田良彦様

                        瀬戸内海の静かな環境を

                        守る住民ネットワーク

                          共同代表 河井弘志

共同代表 桑原 清

米海軍艦船アシュランドの岩国基地入港に反対を表明し抗議を求める要請文

 本年2月25日、米海軍艦船アシュランドが岩国基地港湾施設の岸壁に接岸した。アシュランド(LSD48)はドック型揚陸艦「ホイットビー・アイランド級」でLCAC(エアクッション型揚陸艇)を搭載し、米海軍佐世保基地に配備されている。報道によれば入港目的は補給のためとされている。

 米海軍協会ニュース1月18日付によれば、アシュランドは強襲揚陸艦アメリカ遠征打撃群を構成する艦船として1月14日佐世保港を出港したとされる。アメリカ遠征打撃群は2月初めの対中国を意識した大規模演習ノーブルフュージョン2022に参加し、フィリピン海、東シナ海で演習・訓練を続けていたことが確認されている。アメリカは2月25日佐世保港に帰還している。アシュランドも佐世保基地に所属しており、本来は母港に帰り補給が行われるべきである。

 以前にも述べたことではあるが、米軍は相手国から米軍基地が攻撃されることを前提に、基地機能の分散を図っている。岩国基地に米軍の補給の拠点としての機能を求めていることは十分に考えられる。1月岩国基地で補給を行なった米海軍艦船ミゲルキースはノーブルフュージョン2022において、アメリカ遠征打撃群の指揮管制を行ったことが確認されている。岩国基地が海兵隊の新しい世界戦略の下で、重要な補給の一翼を担う役割をもたされようとしていることは明白である。今後も定期的にアメリカ遠征打撃群などの艦船の補給に岩国基地が使用されることが危惧される。またこのような基地が相手国からの攻撃目標としていっそう位置付けが高くなることは当然である。

 今後、米軍艦船が定期的に補給のために入港する可能性が極めて大きいと考えるべきであり、岩国市においては今回の米海軍艦船アシュランドの岩国基地への入港については反対を表明し、強く米軍・国に抗議するよう要請する。

 また2月22日陸上自衛隊のオスプレイを搬送するために、米軍の輸送艦が岩国基地に入港したが、このことについても抗議を求めるものである。