米空軍機の岩国基地使用に反対する申し入れ

2025年7月10日

岩国市長

福田良彦様

瀬戸内海の静かな環境を守る

住民ネットワーク

共同代表 藤川俊雄 鳥家治彦

久米慶典

 

米空軍機の岩国基地使用に反対する申し入れ

 

国は米空軍主催の演習レゾリュート・フォース・パシフィックにおいて、岩国基地に海外からのF16戦闘機8機が展開することを通告してきた。併せて航空自衛隊のF2戦闘機3機と要員約30名が展開するとしている。レゾリュート・フォース・パシフィックは西太平洋各地に米空軍機を展開させる過去に例のない大規模な演習である。

近年岩国基地には頻繁に米空軍機が展開している。2021年3月、21年12月、22年6月、23年6月と米空軍機が展開し、岩国基地を拠点として訓練を行っている。これらの展開・訓練は中国を名指しで競争相手とする2018年国家防衛戦略を受けての、新しい米空軍の作戦コンセプトACE(Agile Combat Employment・・機敏な戦闘運用)を実施するためのものである。

ACEは中心的なハブ基地からより小規模の分散された基地群に戦闘機を移動させ、相手国の攻撃目標を複雑化し、大国同士の戦闘に勝利することを目的としている。従来より米空軍は岩国基地をハブ基地・拠点基地として運用しており、今回の演習においても、国は「米軍航空機の拠点としての活動を予定して」いるとしている。

ハブ基地が相手国からの攻撃目標として優先順位が高くなることは明白である。そもそもACEはハブ基地が攻撃されることを前提としている。

岩国基地は海兵隊・海軍の基地であるにもかかわらず、一時的にせよ空軍の拠点基地とされることは著しい基地機能の強化であり、市民にとってはあまりにも理不尽な運用である。

また過去の空軍機の展開においては騒音被害が増大していることも重大である。空母艦載機が空母に搭載されている期間は騒音も少なくなる時期であるが、空軍機の展開により騒音被害は減少しない。

米空軍の岩国基地使用については、岩国市民が戦争に巻き込まれる可能性を大きくするものであり、騒音などの基地被害の負担を増加させるものである。

以上より次のことを申し入れる。

レゾリュート・フォース・パシフィックにおける米空軍機の岩国基地使用については、市民の安心・安全を守る立場から、岩国市として反対の意思を国・米軍に表明されるよう申し入れる。