岩国市長
福田良彦様
瀬戸内海の静かな環境を
守る住民ネットワーク
共同代表 河井弘志
共同代表 桑原 清
米空軍機の岩国基地展開に反対することを求める申し入れ
本年6月1日から7月21日までアラスカ、ハワイから米空軍機が岩国基地に展開した。米軍広報サイトDVIDSによると、展開した部隊は356遠征戦闘飛行隊と199遠征戦闘飛行隊であり、ともに354航空遠征航空団に所属している。岩国基地に空軍の正規の航空団が1か月以上展開したことは、極めて重要な事実であり、重大な機能強化であった。
6月・7月は通常の年は、空母艦載機が滞在しておらず、騒音被害が減少する時期であったにもかかわらず、空軍のACE訓練が行われたとする6月6日から7月11日までの岩国市に寄せられた騒音への苦情は610件となっている。昨年の同時期の件数が167件であったことを考慮すると、その被害は甚大であったというほかない。また報道によると6月1日から7月21日の苦情件数は908件、昨年同時期の3.98倍となっている。
DVIDSによると、米軍はアラスカのF35AもハワイのF22も岩国基地においてACE訓練(迅速機敏な戦力展開)を行うとしている。ACEとは米空軍が対中国を念頭に考案した戦術であり、前進航空基地において、敵の攻撃にかかわらず戦闘能力を行使し続け、生存性を高める巧みな機動作戦の枠組みとされている。ACEにおいては空軍機が出撃する基地は攻撃を受けることが前提となっている。7月26日付の共同通信配信記事は6月下旬東シナ海において米軍が大規模な軍事作戦を行い、中国機がスクランブル発進した事実が報じられている。実際6月27日から7月1日までの5日間は岩国基地から大量の空軍機、海兵隊機が東シナ海に向かって飛行したことが確認されている。この事実は岩国基地が空軍機の出撃拠点基地となっていたことを証明するものである。このような基地は相手国からの攻撃目標として優先順位が高くなること、米軍も認めている。
この間の国からの情報提供も極めて不十分であり、これでは安心・安全の市民生活は実現しない。またF35Aが核攻撃任務に就く航空機であることも指摘するものである。以上より、下記について申し入れる。
記
