CQの強行に抗議を求める申入書

岩国市長

福田良彦様

                        瀬戸内海の静かな環境を

                         守る住民ネットワーク

                         共同代表 河井弘志

共同代表 桑原 清

CQの強行に抗議を求める申入書

 一昨日5月22日防衛省は空母艦載機の空母着艦資格取得訓練(CQ)の実施について、本日24日から4日から6日間程度、九州沖で行う旨通告してきた。空母艦載機は岩国基地から離陸し、一部を除いて岩国基地に帰投する予定とのことである。このような形態で行われるCQは夜間・深夜に岩国基地に帰投する機体も多く、基地周辺住民に甚大な被害をもたらす。

 CQについては新型コロナ感染症がパンデミックとなった2020年から2022年までの3年間硫黄島付近の洋上で行われ、岩国基地周辺のへの影響はなかったと認識している。このことは岩国基地からのCQは必ずしも行われるべきものでないことを証明している。軍事的にも硫黄島近辺でのCQは可能であることを示している。

 5月8日岩国市も加わる山口県基地関係県市町連絡協議会の防衛省に対する要請書においては、CQについても実施しないよう求める機会でありながら、CQについて一言も触れられていない。誠に遺憾と言わざるを得ない。

 米軍の都合が優先される訓練ではなく、基地周辺住民の生活に配慮された運用こそが求めれる。岩国市におかれては、今回のCQの強行に強く抗議し、中止するよう国・米軍に求めることを申し入れる。