F35B配備強行に対する抗議文

内閣総理大臣

安倍晋三殿                 瀬戸内海の静かな環境を

                       守る住民ネットワーク

                        共同代表 河井弘志

                        共同代表 桑原 清

         F35B配備強行に対する抗議文

 米軍は本日、最新鋭戦闘攻撃機F35Bを岩国基地に強行配備しようとしている。F35Bの安全性は確認できないばかりか、最近の米海兵航空隊の引き続く事故、F35Bの10月の重大事故などを考慮すれば、市民の安全性を脅かす危険な航空機であると断ぜざるを得ない。2015年米会計年度、2016年米会計年度のクラスAの重大事故の事故率は、海兵航空隊は海軍航空隊のそれぞれ3倍・4倍となっている。海兵航空隊の運用そのものに問題があることはあきらかである。また10月の重大事故についてもいまだ最終的な原因究明の報告はなく、抜本的対策は講じられていない。

 騒音についても国の示した資料によれば、従来の航空機騒音をはるかに超え、140デシベルもの殺人的騒音を発生するとしている。

 加えて住民には直接の説明はなんら行われていない。

 このような中でのF35Bの強行配備は、憲法で保障される平和的生存権を否定するものであり、断じて容認できない。強く抗議するものである。