2025年5月7日
周防大島町長
藤本淨孝 様
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク
共同代表 藤川俊雄
鳥家治彦
久米慶典
オスプレイが周防大島町上空を飛行することについて禁止を求める申し入れ
私たち「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」(瀬戸内ネット)は岩国基地の機能強化に反対し、基地周辺住民の安心・安全を実現するために活動を続けています。昨年岩国基地に駐留する米空母艦載機部隊は機種変更を行い、輸送機CMV22オスプレイが岩国基地に配備されるようになりました。
オスプレイは開発当初から事故が多く、とりわけ最近では機体の構造に問題があると考えられる要因により、重大事故が続いています。一作年11月の屋久島沖での空軍のオスプレイCV22の墜落事故は、岩国基地を飛び立った機体で、岩国基地周辺の住民にとっても衝撃的でした。その後の米軍の対応を見ても、到底オスプレイの安全性が確立されたとは思えません。今年2月公表された2025年度海兵航空計画では、現在オスプレイについて改善・改良が行われていることが記されています。現時点ではオスプレイの安全性が確立されていないと米軍が認めているのです。
そのオスプレイが最近頻繁に周防大島町上空を飛行しているのです。多くの町民が目撃しているところです。オスプレイは周防大島を縦断したり、横断したりの飛行が行われているようです。その多くは最近配備された海軍のCMV22のようですが、訓練飛行を行っているようです。町民としてはいつか墜落するのではないかと、とても不安を感じています。
周防大島町におかれては、町民の安心・安全を実現する立場から、周防大島上空をオスプレイが飛行することについては、止めていいただくよう国や米軍に働きかけていただきたいと思い、以下のことを申し入れます。
記
- 周防大島町上空をオスプレイが飛行することについては、禁止するように米軍・国に求めること
- 周防大島町上空でのオスプレイの飛行については、周防大島町としても状況の把握に努めること
以上