岩国市長
福田良彦様
瀬戸内海の静かな環境を
守る住民ネットワーク
共同代表 河井弘志
共同代表 桑原 清
オスプレイの事故、空母艦載機移転開始にかかわる申入書
本年8月5日沖縄普天間基地所属のMV22オスプレイ1機がオーストラリア沖で墜落し、3名の犠牲者をだすという重大事故を引き起こした。にもかかわらず米軍は早々に飛行を再開している。このことについては沖縄県などが強く抗議し、全国的にも抗議の声は広がっている。岩国基地はオスプレイの中継基地、事実上の准母基地として運用されている。オスプレイは昨年12月にも沖縄県で重大事故を起こしており、岩国市民にも安全性への危惧が高まっている。
岩国市長として市民の生命・財産を守る立場より、今回の事故について原因が判明し安全性が確認されるまでオスプレイの飛行を中止するよう国・米軍に求めるよう申し入れる。少なくとも安全が確認できるまで岩国基地への飛来を拒否するべきである。
8月9日空母艦載機E2D5機が岩国基地に到着、空母艦載機移転が開始された。岩国市長は先の6月岩国市議会で艦載機の移転を容認している。すでに私たちが指摘するところであるが、「基地対策の基本方針」「米軍再編に対する基本姿勢」などの「整理」において、市長見解はその多くが市民を欺くための手法がとられており、市民として納得できる内容ではない。空母艦載機の移転がこのまま強行されれば、市民の平和と安全は脅かされ、生活の環境は著しく低下する。E2D部隊の撤去を求めるものである。
移転強行は基地機能の強化だけでなく、岩国基地の運用にも大きな変化をもたらすことが予想される。その際岩国市長としては情報の収集に努め、市民に情報を公表することが重要である。
岩国基地は海兵隊と海軍の運用する基地となるが、海兵隊・海軍のそれぞれの部隊構成はどのようになるのか、岩国基地の運用責任はどこの部署が持つようになるのかなど基地運用の根幹にかかわることが全く明らかになっていない。岩国市長としてどこまで把握されているのか明らかにするよう求める。
米軍再編のロードマップではKC130部隊は鹿屋・グアムに定期的にローテーションすることになっているが、この計画はいつ始まるのか。また2012年4月の日米安全保障協
議委員会において「ローテーションによる米海兵隊のプレゼンスを豪州に構築しつつあり」となっているが岩国基地の部隊は関係ないのか。なども運用の根幹にかかわることであり、情報の公表を求める。
また空母艦載機の低空での訓練がどこで行われるかについては、住民生活に直接影響を及ぼすことであるにもかかわらず、明らかにされていない。この点についても国・米軍に情報を提供するよう求めることを申し入れる。
