タイフォン・ミサイル・システムの即時撤去と再配備反対の申し入れ

2025年11月17日

岩国市長

福田良彦 殿

瀬戸内海の静かな環境を守る

住民ネットワーク

共同代表 藤川俊雄 鳥家治彦

久米慶典

タイフォン・ミサイル・システムの即時撤去と再配備反対の申し入れ

 

米陸軍の長距離ミサイルシステム「タイフォン」が岩国基地に展開してから、すでに2か月が経過した。当初の防衛省の岩国市への説明は「展開は訓練のため一時的に行われるもの」としていた。しかし現在明らかに「一時的」な範疇を超える期間となっている。「タイフォン」のような長距離のミサイルシステムが日本に配備されたことは過去になかったと認識しているが、撤去が行われない状況に市民は不安を抱いている。

私たちは11月10日中国四国防衛局を訪れ、「タイフォン」の即時撤去を申し入れた。その際判明した問題点がある。第一は、現時点で撤去されない理由については明確な回答がなかったことである。防衛局の担当者は「航空機の手配等の準備をすすめている」と述べるにとどまり、なぜいまだに撤去されないでいるのかの理由について、詳細は明らかにしなかった。訓練終了後50日を過ぎて配備され続けているということは、常識的に考えれば「訓練のための一時的な展開」とは言えない。その経緯・理由について防衛省は市民に説明する義務がある。

次に防衛局の担当者は「米軍はタイフォンの恒常的な配備は現時点では検討していない」としたが、「現時点」という条件付きである。米陸軍は昨年4月合同演習のためと称し、フィリピンに「タイフォン」を一時的に配備したが、演習後も撤去せずに配備が継続された。6月25日付の一部報道では「タイフォン」はフィリピンにおいて事実上の常設態勢に入っているとされている。岩国基地においても配備が常態化することが懸念される。

岩国市は「タイフォン」の展開と撤去の遅れについて毅然とした対応をすることが求められている。米陸軍のミサイル基地としての機能も付け加えることになった、「タイフォン」の岩国基地展開は、まさに基地機能の際限のない強化を象徴するものである。市民の負担も限りなく大きなものとなっている。

以上より下記について申し入れる。

 

  • 岩国基地に配備されている「タイフォン」については、即刻撤去するよう米軍・国に求めること。

 

  • 岩国基地の「タイフォン」撤去後の再配備については、反対の意思を表明すること。

 

  • 「タイフォン」撤去が遅れていることについて、国にその経緯・理由を説明するよう求めること。