岩国市長
福田良彦様
瀬戸内海の静かな環境を
守る住民ネットワーク
共同代表 河井弘志
共同代表 桑原 清
基地内で埋め立てごみが大量に露出していることについての質問、申し入れ
昨年来、岩国基地内北側の市道に面したのり面に、以前に埋め立てられたと思われるごみが大量に露出していることが、市民の関心を集め問題となっている。ビニール袋、プラスチック、缶、金属片とみられる大量の廃棄物がむき出しの形で広がっている。
現在の廃棄物処理法等では、このような廃棄物の埋め立ては禁止されていると認識している。当時このごみの埋め立てが違法であったかどうかは、現在となっては定かではない。このようにごみが埋め立てられた経緯については明らかにされるべきと考えている。
一方当時の埋め立てが合法的な行為であれ違法であれ、現時点においてこのように広範に大量にごみが露出していることについては、現在の廃棄物処理法において不法投棄にあたると考えられる。米軍は日米地位協定において、日本国においてはわが国の法令を尊重することが義務付けられている。また一部報道によれば、米軍はこの問題について「廃棄物を正しく処分するよう監督、管理するうえで地元の環境当局と協力している。ルールに従い、細心の注意を払っている」と答えたとのことである。
長期にわたり不法投棄の状態が放置されていることは許しがたいことである。また環境問題が市民生活において重大な関心事となっている現在、市民生活の安全・安心の確立にこの事態の改善は当然のことである。法の趣旨に沿えば、露出したごみはすべて掘り返され、法にのっとり処分されるべきである。以上より下の点について質問、申し入れを行う。
記