空母艦載機移駐に伴い、米軍機が自衛隊訓練空域を使用することについての申入れ

山口県知事

村岡嗣政殿

瀬戸内海の静かな環境を

守る住民ネットワーク

共同代表  河井弘志

共同代表  桑原 清

 

空母艦載機移駐に伴い、米軍機が自衛隊訓練空域を使用することについての申入れ

 

2017年米空母艦載機の岩国基地移転に向けて、祖生通信所に新しい局舎と鉄塔が建設されることになり、すでに発注業者も決定し工事を行っていると承知している。

新しい施設は空母艦載機等の岩国基地所属米軍機が現在自衛隊の使用している日本海・四国沖の訓練空域を使用するにあたって、米軍機と岩国基地との間の通信が必要となることから建設されることになったと理解している。

岩国基地所属の米軍機は空母艦載機移転後およそ120機になると考えられる。このように他の在日米軍基地では例をみない多数の航空機の訓練空域が山口県の周辺に設定されるならば、県民の生活に重大な影響をもたらす被害が発生することは明白と考える。

山口県知事におかれては、平穏な県民生活を守る立場から国からの情報提供に努めるとともに、適切な対応をされるよう求めるものである。

具体的には使用する自衛隊訓練空域、米軍機の訓練空域への移動経路、訓練内容、訓練時間、訓練回数を国に明らかにさせるとともに、岩国基地周辺、訓練空域周辺住民の安全と平和が守られるよう国・米軍に対して申し入れを行うよう求めるものである。