米軍無人偵察機MQ-4C(トライトン)の配備に反対する申し入れ

岩国市長

福田良彦様

                        瀬戸内海の静かな環境を

                        守る住民ネットワーク

                          共同代表 河井弘志

共同代表 桑原 清

米軍無人偵察機MQ-4C(トライトン)の配備に反対する申し入れ

 防衛省は昨日5月12日、岩国基地に約5か月間MQ-4Cを配備することを通告してきた。MQ-4Cは防衛省の説明にもあるように持続的かつ広範囲に洋上の情報収集・警戒監視・偵察(ISR)を行う、米海軍の最新鋭無人偵察機である。MQ-4Cは高度15000メートル以上の高さを飛行し、360度の監視が可能な海洋レーダーなど優れたセンサー機能を搭載している。飛行時間も長く、人間を乗せることに伴う制限もない。敵対する国にとっては大きな脅威となる航空機であることは間違いない。MQ-4Cの配備が基地機能の強化であることは明白である。また岩国基地が米国と覇権を争う国から攻撃目標になることも当然と考えられる。

 昨日の防衛省の説明では運用・安全性の確保において不明の点が多い。岩国基地上空周辺は民間航空機の重要な航路が集中するところであり、到底防衛省の説明では納得できない。また最新の偵察機であることからも安全性についても疑念は拭えない。

 今回の配備が今後の恒常的な配備につながる可能性は高いと考える。防衛省は岩国基地が選定された理由として「海洋における監視能力の確保という目的を最も達成しうる展開先」とし、「活動範囲については南シナ海や東シナ海を含む西太平洋全域」としている。MQ-4Cは沖縄に展開するP8と連携すると認識しているが、これらの状況を考えると岩国基地が地理的にも軍の運用上も恒常的なMQ-4C配備の候補地として挙げられているのではないかと危惧する。

 新しい航空機の配備に市民は不安を抱いている。以上の点からMQ-4Cの配備については国・米軍に対して明確に反対するよう申し入れる。