2024年5月20日
防衛大臣
木原 稔様
瀬戸内海の静かな環境を
守る住民ネットワーク
共同代表 桑原 清
空母着艦資格取得訓練(CQ)の強行に対する抗議文
本年5月15日防衛省は空母艦載機の空母着艦資格取得訓練(CQ)の実施について、5月17日ころから4日から6日間程度、九州沖で行う旨岩国市に対して通告してきた。空母艦載機は岩国基地から離陸し、一部を除いて岩国基地に帰投する予定とのことである。このような形態で行われるCQは夜間・深夜に岩国基地に帰投する機体も多く、基地周辺住民に甚大な被害をもたらす。17日には滑走路の時間外運用も通告されたところである。
CQについては新型コロナ感染症がパンデミックとなった2020年から2022年までの3年間硫黄島付近の洋上で行われ、岩国基地周辺のへの影響はなかったと認識している。このことは岩国基地からのCQは必ずしも行われるべきものでないことを証明している。軍事的にも硫黄島近辺でのCQは可能であることを示している。
空母艦載機の最近の飛行状況についてはFCLPの最中から、離着陸が繰り返され騒音被害は市民生活に大きな影響を及ぼしている。
米軍の都合が優先される訓練ではなく、基地周辺住民の生活に配慮された運用こそが求めれる。今回のCQの強行に強く抗議し、今後は岩国基地からのCQについては行わないよう求めるものである。