オスプレイの低空飛行訓練の中止を求める申入れ

岩国市長

 福田良彦様

                       瀬戸内海の静かな環境を

                       守る住民ネットワーク

                        共同代表 河井弘志

共同代表 桑原 清

      オスプレイの低空飛行訓練の中止を求める申入れ

米軍岩国基地ホームページには12月13日付の記事として、岩国基地におけるオスプレイの訓練状況が掲載されている。驚くべきことであるが、オスプレイの飛行制限については、岩国は沖縄ほど厳格ではないとされている。また低空飛行訓練を行ったことも明らかにしている。

 オスプレイは開発当初より重大事故が多く、航空専門家などからも安全性が確立していないことが指摘されている。米海軍安全センターによればオスプレイは最近でも7月10日、8月4日、9月27日と重大事故であるクラスAの事故を起こしている。危険な航空機と認識せざるをえない。このような航空機が岩国基地周辺で低空飛行訓練を行うということは到底市民としては容認できない。

 また2012年9月19日の日米合同委員会合意によれば、オスプレイの低空飛行訓練は、訓練航法経路を使用して訓練を実施し、地上から500フィート以上の高度で飛行するとされている。オスプレイが岩国基地を離陸して行った低空飛行訓練はこの合意事項を遵守されていない可能性が高いと判断される。

 以上のことを踏まえ以下の点について申し入れる

1、 2012年以降のオスプレイの岩国基地使用状況を明らかにすること。毎年の岩国基地使用日数、飛来機数を明らかにされたい。
2、 岩国基地周辺での低空飛行訓練の中止を国・米軍に申し入れること。
3、 岩国基地ホームページ12月13日付記事に掲載されている低空飛行訓練については実態を明らかにするよう国・米軍に申し入れること。