岩国基地へのオスプレイ陸揚げに抗議を求める申入れ

岩国市長

福田良彦様

                        瀬戸内海の静かな環境を

                         守る住民ネットワーク

                         共同代表 河井弘志

共同代表 桑原 清

岩国基地へのオスプレイ陸揚げに抗議を求める申入れ

 本年11月4日岩国基地港湾施設に入港した米貨物船は陸上自衛隊のオスプレイ2機を陸揚げした。今後岩国基地において、保護処置の解除、飛行前点検・整備、試験飛行等が行われ順次木更津駐屯地に飛行する予定とされている。

 本年8月米空軍はエンジンとローターを接続するクラッチの不具合を原因として空軍オスプレイCV22を飛行停止させる措置を講じた。9月飛行は再開されたが、クラッチの問題は未解決のままである。このクラッチの問題はCV22だけの問題ではなく、すべてのオスプレイに共通する欠陥であると考えられている。海兵隊のオスプレイMV22は2010年以来クラッチの問題について経験していたという。

 10月12日私たちが「クラッチの不具合の根本原因が解明されていないにもかかわらず、岩国基地に陸上自衛隊のオスプレイを陸揚げし、試験飛行を行う予定であること」に抗議にしたことについて、中国四国防衛局は「安全に運用できる手順を確立し、機体の安全性に係る技術的課題は存在しない」と答弁した。根本原因が解明されておらず、その機体構造上の欠陥は是正されていないにもかかわらず、安全を宣言することはあまりにも無責任な対応と言わなければならない。陸揚げされたオスプレイは試験飛行を行うということで、岩国基地周辺を飛行する可能性が極めて高い。市民の安全が脅かされるというべきである。

 陸上自衛隊のオスプレイの陸揚げは今回で4度目であり、10月18日には航空自衛隊のE2Dも2機陸揚げされ、やはり試験飛行等が行われる予定とされている。水深のある港湾施設と滑走路が隣接するために自衛隊機の陸揚げが続けられている。このような港湾使用は滑走路移設事業完成前には見られなかったことである。米軍艦船の頻繁な入港と合わせ、際限のない基地機能強化に市民の不安は増すばかりである。

 以上より、今回のオスプレイの陸揚げについては、反対の意思を表明し、国に対して抗議をするよう申し入れる。