岩国市長
福田良彦様
瀬戸内海の静かな環境を
守る住民ネットワーク
共同代表 河井弘志
共同代表 桑原 清
米海軍艦船ミゲルキースの岩国基地入港に反対を表明し抗議を求める要請文
本年1月13日午後、米海軍艦船ミゲルキースが岩国基地港湾施設の岸壁に接岸した。ミゲルキース(ESB5)は最新の遠征用海上基地艦であり、基準排水量が8万トンを超える大型艦船である。岩国基地への入港は昨年10月に続いて2回目となっている。報道によれば入港目的は補給のためとされている。
米海兵隊は対中国戦略のもとで、小規模な部隊を相手国に接近させ制海、航空優勢を確立する戦略を打ち立てているが、ミゲルキースはその最前線の部隊に物資の補給などを行う拠点となる艦船であるといわれている。このような艦船がわずか3か月の間に2回も岩国基地に入港することは重大である。米軍は相手国から米軍基地が攻撃されることを前提に、基地機能の分散を図っている。中国に近い沖縄の基地などの機能分散のために、岩国基地に米軍の補給の拠点としての機能を求めていることは十分に考えられる。ミゲルキースは今回の入港目的を補給としているが、今後も定期的に同様の目的のために岩国基地に入港することが危惧される。このような基地が相手国からの攻撃目標としていっそう位置付けが高くなることは当然ある。
現在岩国地域はコロナ感染症対策として、まん延防止措置が適用されているが、またしても日米地位協定のもとで、日本の感染対策が及ばない米兵が入国することに市民は不安と怖れを抱かずにはおれない。ミゲルキースの関係者は基地外には出ないとされているが、どのような規則に基づき制限されているのかも明らかではなく、不安は拭えない。
岩国市は岩国基地港湾施設の使用については、ミゲルキースのような艦船については一時的なものしか認めていないが、今後ミゲルキースは定期的に入港する可能性が極めて大きいと考えるべきであり、現時点において断固として反対、抗議の意思を明確にしておくべきである。以上より、
岩国市においては今回の米海軍艦船ミゲルキースの岩国基地への入港については反対を表明し、強く米軍・国に抗議するよう要請する。
