KC130事故と7月10日夜間の騒音被害に関する申し入れ

岩国市長

 福田良彦様

                       瀬戸内海の静かな環境を

                       守る住民ネットワーク

                        共同代表 河井弘志

                        共同代表 桑原 清

  KC130事故と7月10日夜間の騒音被害に関する申し入れ

現地時間7月10日米本国ミシシッピ州においてKC130が墜落し、乗組員全員16名が死亡するという大事故が発生した。海兵隊の発表によればこの航空機は第452海兵空中給油輸送部隊に所属する機体であり、原因は調査中とのことである。CNNのネット記事などによれば破片は広範囲に散り、地上衝突時に大爆発が起こったことがうかがえる。

岩国基地にもKC130は15機駐留している。安全性が確保されるべき輸送機がこのような事故を起こしたことは重大であり、また空中給油を任務とするKC130がひとたび事故を起こせば、大惨事になることをこの事故は示唆している。

岩国市長におかれては、事故状況の把握、事故原因の究明、再発防止を米軍・国に求めるとともに、今回の事故を受けて安全性が確認されるまで岩国基地のKC130についても飛行中止を要請するべきである。

7月10日夜間岩国市では広範な地域で米軍機訓練による騒音被害がもたらされた。岩国市に寄せられた苦情件数は155件にものぼると報道されている。

この訓練は一定の高度を保ちながら、戦闘攻撃機が旋回を続けるものと考えられるが、断続的に住民に騒音被害をもたらすという特徴をもっている。最近こそ少なくなっていたが、この訓練は過去何度も行われ住民に騒音被害を与えている。

 まず岩国市長は目的や飛行コースなどこの訓練の実態を把握するべきである。

そして甚大な被害が発生したことを受け、この訓練について岩国日米協議会で協議し、その禁止を「確認事項」に加えることを求める。

 以上申し入れる。