MV22オスプレイが岩国基地を使用することについての抗議文

今月末より日米共同演習レゾリュート・ドラゴン24が実施されるに伴い、岩国基地を米海兵隊MV22オスプレイが使用することが明らかになった。オスプレイは昨年11月鹿児島県屋久島沖で墜落し、事故原因解明とその対策のために3月14日まで運用を停止していた。運用再開にあたり、米軍は「事故の原因となった部品は特定した」としているが、事故の原因が機体のどの部分のどの部品であったかは明らかにされておらず、どのような不具合であったかも公表されていない。また部品の交換・改良などの抜本的な対策も示されていない。安全性については確認できていないと言わざるを得ない。

運用停止解除を受け海兵隊は独自の三段階アプローチを取り安全を確保するとしているが、現時点でこの三段階のアプローチがすべて完了したかどうかも確認できていない。

6月12日米議会下院の公聴会において、オスプレイの飛行プログラムに責任をもつアメリカ海軍航空システム司令部のチェビ司令官はオスプレイの事故について証言をしている。AP通信によれば、チェビ司令官は少なくとも2025年まではオスプレイは全面的に運用再開が許可されないとし、安全性と任務遂行能力評価の確認が完了するまでにあと6から9か月かかるという見解を示している。また昨年11月の事故原因については「これまで見たことのない」ものだったと話している。記事には米空軍はすでに任務遂行用の別の種類の航空機を探すことを公にしていることも記されている。

オスプレイは飛行機モードとヘリコプターモードを併用するものであり、根本的な構造上の欠陥が懸念されている航空機であり、根本的な事故原因の解明と抜本的な対策なくして安全は確保されない。

オスプレイの安全性が確認できていないことは明白である。オスプレイの飛行は全面停止されるべきであり、MV22オスプレイが岩国基地を使用することに基地周辺住民の不安は大きくなるばかりである。MV22を実働演習に参加させることは、乗組員の安全をも顧みない、軍事を優先させる米軍の姿勢の表れと考える。MV22オスプレイが今月末より行われる日米共同演習において、岩国基地を使用することについて強く抗議するものである。            以上