安全性が確認されていない戦闘攻撃機F35B配備についての申入れ

岩国市長                    2016年9月1日

福田良彦様

瀬戸内海の静かな環境を

守る住民ネットワーク

共同代表  河井弘志

共同代表  桑原 清

 

安全性が確認されていない戦闘攻撃機F35B配備についての申入れ

 

先月8月22日、国は岩国市に対して来年1月岩国基地にF35Bを配備することを通告してきた。F35Bは第5世代戦闘機に属しすぐれたステルス性とセンサー機能をもちあわせているという。文字通りの最新鋭戦闘攻撃機である。F35Bは海兵隊仕様で、短距離離陸(垂直離陸も可能という)と垂直着陸で運用される特殊な航空機である。

F35Bの実践配備の歴史は浅く2016年度米海兵航空計画によると、2014年度にアリゾナ州ユマ基地の一部隊に配備したこととなっている。そして現時点でもユマ基地所属の二部隊がF35Bを所有するに過ぎない。本国ですら配備数が極めて少ない航空機である。また開発も予定より大幅に遅れ2016海兵航空計画によれば2015年7月になりようやく「海兵隊はF35Bの初期作戦能力(イニシャル・オペレーショナル・キャパビリティー)の取得を宣言した」とされている。

配備された機体数も少なく運用された時間も短い。また仕様も特別のものであり、安全性が確認された航空機とはいえない。あわせて騒音被害の予想も示されておらず、市民は不安を大きくするばかりである。このような戦闘攻撃機を岩国基地に配備することは到底容認できない。

またF35B配備後の岩国基地における海兵航空隊の部隊構成・運用がどのようになるのかについても明らかにされていないことも重要である。

F35Bの配備通告に当たり、岩国市長は市民の平和と安全、平穏な市民生活を守る立場から以下の点について実行されるよう申し入れる。

  • F35Bの安全性については国に責任をもって報告させること。そのために国が独自に調査チームを結成し、問題点などを明らかにするよう求めること。
  • 騒音被害の問題については、国・米軍から信頼できる情報を提供させること。また現地(ユマ基地)に職員を派遣させるなどして、実際の騒音と運用について市独自で正確なデータを収集すること。
  • 国・米軍にF35Bの配備後の部隊構成と運用を明らかにさせること

以上