広島湾での米海軍艦船と海上自衛隊艦船の共同訓練に反対を求める申し入れ

岩国市長

福田良彦様

                        瀬戸内海の静かな環境を

                         守る住民ネットワーク

                         共同代表 河井弘志

共同代表 桑原 清

広島湾での米海軍艦船と海上自衛隊艦船の共同訓練に反対を求める申し入れ

 防衛省は岩国市に対して、2月27日から3月12日まで広島湾を含む広範な海域で米海軍艦船と海上自衛隊艦船が共同訓練を行う旨通告してきた。報道によれば、広島湾においては米軍のドック型輸送揚陸艦グリーンベイと海上自衛隊の輸送艦おおすみがLCAC(エアクッション型揚陸艇)を発進させ相互に入れ替えて格納するなどの訓練を行うとされている。また訓練の日時・場所は明らかにされていない。

 今回の共同訓練が現在九州・南西諸島で行われている日米共同訓練アイアンフィストに連動するものであることは容易に想像される。昨年末の国家防衛戦略の閣議決定などにより、日本政府は従来の専守防衛から攻撃型の防衛戦略に変更したと理解できる。現在行われている一連の日米共同訓練はそれを踏まえてのことであり、中国との関係で一層緊張を高めるものである。強襲揚陸艦アメリカが20日初めて大阪港に寄港したように、あらたに地方自治体への戦争準備協力が進められようとしている。このような状況下での共同訓練に岩国基地をかかえる市民としては不安が増さずにはおれない。

 現時点では広島湾での訓練の日時・場所は明らかにされていない。広島湾は漁船や民間の輸送船・旅客船などが多く行き交う水域で、このままでは安全が保障されない。情報提供が極めて不十分であることに強く抗議する。

 私たちは岩国基地沖の地位協定に基づく提供水域で訓練が行われる可能性が高いと認識しているが、そうであれば岩国基地を拠点とする訓練機会の増大であり、基地機能強化と言わなければいけない。岩国基地の危険な役割がさらに増大することになり、市民の安心・安全とも相いれない訓練と言える。

 またLCACは騒音被害が甚大であることも周知のことであり、市民生活への影響も懸念される。以上のことより、以下申し入れる。

1,訓練の日時・場所が明らかにされていないなど情報提供が極めて不十分であることに対して国・米軍に抗議すること。

2,広島湾における米海軍艦船と海上自衛隊艦船との共同訓練に反対の意思を表明し、国・米軍に抗議すること。